第2種変形Bessel函数
特殊函数の1つにBessel函数というのがある(ベッセル関数 - Wikipedia)。 のようにいくつか種類があって物理の計算の中で時折顔を出す。そのいくつかある中で第2種変形Bessel函数に関係する話として以下の積分に触れてみる。
\begin{equation} A(\nu,x) = \int_0^\infty \mathrm{d}t\, \left( 2 t \right)^{-\nu-1} \exp\left[-x \left(\frac{1}{4t} + t \right) \right] \qquad \mbox{for } \mathrm{Re} \, x > 0 \end{equation}
この積分を について微分すると が得られる。第2種変形Bessel函数 を微分すると同様の漸化式を満たす。また第2種Bessel函数は を満たすのに対し上記の積分でも積分変数を と変換すれば満たされることが分かる。
というわけでこの積分は が正の実数の範囲内で第2種変形Bessel函数を与える積分らしい(ただしちゃんと確認できていない。)。